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講演会

小杉放菴 画家として、田端人として

概要

田端文士芸術家村の草分けである画家・小杉放菴。
友人の芥川龍之介をして「本職の油画や南画以外にも詩を作り、句を作り、歌を作る。呆れはてたる器用人」と称されました。
油彩から日本画に転じ、独自の水墨画で新境地を開いた放菴の画業と、田端での暮らしについてお話します。

【芥川龍之介「田端人」】
「小杉未醒(放菴は他にも未醒、放庵と号した。)これも勿論年長者なり。本職の油画や南画以外にも詩を作り、句を作り、歌を作る。呆れはてたる器用人と言ふべし。和漢の武芸に興味を持つたり、テニスや野球をやつたりする所は豪傑肌のやうなれども、荒木又右衛門(江戸初期の剣客)や何かのやうに精悍(せいかん)一点張りの野蛮人にはあらず。僕などは何か災難に出合ひ、誰かに同情して貰ひたき時には、まづ未醒老人に綿々と愚痴を述べるつもりなり。尤も実際述べたことは幸ひにもまだ一度もなし。」
( )内は引用者が補記

期間 2024年3月10日(日)14:00開演
入場料 無料
定員 80名(全席自由・応募多数の場合抽選)
申込 申込は締切りました。定員数を超えたため抽選となります。たくさんのご応募ありがとうございました。
締切 2月19日(月)必着
講師プロフィール 迫内 祐司 (小杉放菴記念日光美術館学芸員) 1981年、福岡県北九州市生まれ。2008年より小杉放菴記念日光美術館学芸員として勤務し、「山崎省三・村山槐多とその時代」(2014年)、「華厳社―下野の画人たち」(2022年)ほか、小杉放菴に関する様々な展覧会を担当。「小杉放菴にとっての酒と友」(『酒運び』)、「小杉放菴の戦争観をめぐって」(『美術運動史研究会ニュース』182号)、「小杉放菴の文芸ネットワーク」(『歴史と文化』31号)など多くの論文を執筆。
当選結果 ご応募いただいたすべての方へ、2月21日(水)に抽選結果をお送りいたしました。 ご不明な点がございましたら当館までお問い合わせください。