展示Exhibition
現在の企画展
百萬讀者を魅了した作家たち ~田端の大衆文学・挿絵の世界~
期間:2025年2月15日(土)~2025年5月25日(日) ※休館日を除く 入場無料
「大衆文学」という言葉が日本で使われ始めたのは、大正末期から昭和初めにかけてのことです。時代小説、推理小説、ユーモア小説などをさす大衆文学は、魅力的な主人公と奇想天外な物語で多くの読者を惹きつけました。当時の田端には、菊池寛や直木三十五、川口松太郎、山手樹一郎、村上元三など大衆文学の世界で活躍した作家たちが暮らしています。岩田専太郎ら田端の挿絵画家たちも大衆の娯楽を求める声に応じ作品世界を彩りました。「百萬読者」を魅了した作家たちの華やかな世界をお楽しみください。
展示概要
田端文士・芸術家村には、明治中期頃より、小説家、詩人、歌人、画家、工芸家など様々な人物が集いました。
展示室では田端文士・芸術家の関係資料等を展示し、ご紹介しています。
常設展示スペース
常設展示スペース入口
常設展示スペース
「知っておきたい田端文士村」をコンセプトとして、田端に暮らした文士芸術家やエピソードなどを資料や映像でご紹介しています。
※イベント開催時には、一部展示をご覧いただけない場合がありますので、ご了承下さい。
芥川龍之介 田端の家復元模型
芥川龍之介 田端の家復元模型
芥川龍之介 田端の家復元模型
芥川家が田端で暮らした家を1/30ほどの大きさで復元した模型をはじめ、芥川龍之介の関連資料や関連パネルなど展示しています。
動画で見る
企画展示スペース
企画展示スペース
企画展示スペース
田端文士・芸術家についての企画展を、様々なテーマで年3回開催しています。
オリジナル映像コーナー
オリジナル映像コーナー
オリジナル映像コーナー
当館オリジナルの映像(「田端文士芸術家村」「芥川龍之介」「板谷波山」「室生犀星」各13分)をご自由にご覧いただけます。
過去の主な企画展
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企画展 展示
芥川龍之介 田端転入110周年記念
作家・芥川龍之介のはじまり ~書斎「我鬼窟」誕生までの物語~
芥川龍之介は文学へ進む決心をした高校時代の出来事について、妻・文に語っていました。 「木の葉の一つ一つが、思い思いの形に揺れているのをみていると、創造の世界の素晴しさ、美しさに魅せられて、文学を終生の仕事にしてみたいと、痛切に感じた」 輝かしい作家人生を夢見る一方、若き芥川は友人への手紙の中で、将来への不安をたびたび吐露しています。 本展では、芥川が文学へと目覚めた高校時代から、専業作家とし……
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企画展 展示
芥川龍之介 田端転入110周年記念
友情から生まれたもの 文士村の青春アンサンブル
大正時代後期、文壇で活躍する作家たちが田端に集まり、文士村は最盛期を迎えました。その中で、友人や後進を誘引し文士村形成へと大きく貢献したのが芥川龍之介と室生犀星です。田端に集った20~30代の若き文士たちは肩を寄せ合い、時には鼓舞し合いながら創作をし、お互いを高めていきました。本展では彼らの交流から生まれた雑誌『新思潮』『感情』『文藝春秋』『驢馬』や、初版本、直筆の作品、寄せ書きなどを紹介します。……
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企画展 展示
田端文士村記念館 開館30周年記念展
芸術村のお住居拝見~アトリエでの創作風景と暮らし
昭和15年、雑誌『スタイル』に挿絵画家である「岩田専太郎さんのお住居拝見」という訪問記が掲載されました。岩田邸のあった田端については「昔ながらの古い静かな芸術家町である。界隈は坂道や丘に富み、明治以来数知れぬ文人画家の思ひ出の地」と紹介されています。明治末期から昭和にかけて、田端には多くの芸術家が暮らしていました。 本展では、絵画・彫刻・工芸作品などを展示するとともにアトリエやその暮らしぶりを写……
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企画展 展示
田端文士村記念館 開館30周年記念展
古典的作品の再現者 芥川龍之介「宇治拾遺物語」から「千夜一夜物語」まで
芥川龍之介の作品には、古典文学を題材とした物語が数多く存在します。 かつて室生犀星は芥川のそのような物語に対し「古典的な作品の再現」と表現しました。 本展では、「地獄変」(題材「宇治拾遺物語」)や「三つの指輪(環)」(題材「千夜一夜物語」)など、和漢洋の古典に精通した芥川が「再現者」として生み出した作品の魅力について紹介します。
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イベント ひととき散歩
2023年12月ひととき散歩
芥川龍之介と「三つの指輪。お伽噺」
これまで未定稿とされていたお伽噺には、知られざる掲載誌が存在しました。芥川研究における新発見を中心に、芥川と古典文学との関わりについてお話します。
2024年度
2023年度